Strings of Life

PHP/Phalcon/MySQL/JavaScript/RegExp/Ruby/Perl/ActionScript

タグ:iOS

もしあなたがスマートフォン向けのWebサイトを作っているフロントエンド開発者で、iOS6を搭載したデバイスと、Safari6に対応したMacとを持っているなら、今すぐ試すべき機能があります。それが、iOS6&Safari6の新機能「リモートWebインスペクタ」。

Webインスペクタ自体はwebkitには元からついていますが、iOS6&Safari6のWebインスペクタは一味違う。iPhoneのSafariで表示しているWebページを、MacのSafariのWebインスペクタで操作することが出来るのです。

使い始める方法については、西畑一馬氏の記事をどうぞ。

SafariのWebインスペクタでHTMLをいじると、iPhoneのSafariの方の表示もリアルタイムに変わります。これは便利! デザインの調整のほか、JavaScriptのデバッグやHTTPヘッダーの確認など、様々な用途に使えそうです。

先日、iOSアプリの『CSS Cookboook』を購入したのですが、どうも動作がおかしい。ページめくりが効かないことが多々ある。

ということで、アプリの販売元であるO'riley Mediaにメールをしてみました(最初はオライリー・ジャパンにメールしたのですが、アプリのことは知らないのでO'riley Mediaに問い合わせてくれ、と返事がきました)。

返ってきたメール:

Some of our iPhone apps don't work well with IOS 5.  Here is a blog post that shows you how to extract the ePub file from that app and use it in iBooks on your phone -
http://zef.me/3246/convert-cheap-oreilly-iphone-app-books-to-epub

オライリーのiOSアプリにはiOS 5で上手く動かないものがあるから、アプリからデータを取り出してePubファイルにして読んでね、とのこと。

で、実際にやってみました。リンク先のブログ記事もスクリーンショットがあって十分わかりやすいのですが、一応手順を書いておきます。なお、操作はMac OS X Lionのものですが、Windows 7でもほとんど変わりません。
  1. iTunesでお目当てのアプリを見つけて右クリック > Finderで表示
  2. 出てきた.ipaファイルを複製
  3. 複製した.ipaファイルの拡張子を.zipに変更
  4. .zipファイルを解凍(ダブルクリック)
  5. 解答して出来たフォルダの中の、Payloadフォルダに.appという拡張子のファイルがあるので、右クリック > パッケージの内容を表示
  6. bookフォルダの中に、META-INFフォルダ、OEBPSフォルダ、mimetypeという名前のファイル、の3つがあるので、これらを選択して「3項目を圧縮」
  7. 圧縮して出来た.zipファイル(Macデフォルトだと「アーカイブ.zip」)の拡張子を.epubに変更

以上で、変換作業は終了。あとは、お好みのePubリーダーに放り込めばOK。iOS 5にデフォルトで入っているiBooksが手軽です(iTunesのブックライブラリに.epubファイルを入れて、同期するだけ)。

なお、CSS Cookbookは、インデックスの量が多すぎるのか、ePubリーダーでも快適に読めるとは限りません。私の試した範囲だと、iBooksはなんとか実用レベル、bREADERはダメダメ、って感じです。

ちなみに、ePubファイルの中身は、ただのhtmlです(OEBPSフォルダの中には大量の.htmlファイルが入っています)。したがって、htmlファイルを取り出して個別に読むこともできます。

このページのトップヘ